2011年10月21日金曜日

LUMINE MEETS ARTの出展作品について

現在開催されているLUMINE MEETS ARTに展示している作品のテーマやコンセプトです。

今回のテーマは簡単に云うと、「アート = 魔法」「女性 = witch」というテーマで制作しました。

いくつかのコンセプト
・才能のある女性(魔術や奇跡を起こせる女性、魅力的な妖艶な女性)をwitchと見立てる
・食材を使ってできたものが料理。それは言い換えれば「錬金術」
・デパートのショーウィンドウという領域(特別な空間)と、キッチン、クローゼットなどの家のありふれた空間を繋げる


洋服は魔女のローブをイメージしていて、柱ウィンドウは魔女のクローゼット。
机台ウィンドウは、調味料などの日用品を魔術や錬金術でいうところの触媒として、作業台のような、それでいて1つの領域(世界)をイメージできるようなインスタレーションにしようと思いました。

ルミネのお客さんは主に女性だと思いますが、その方たちが日頃、目にした事のあるものがアートとして展示される事によって、アートは日常に転がっていて、女性はとくにクリエイティブな日々を過ごしている。みなさんもウィッチになれる可能性がある。すでにウィッチだ。みたいな感じです。

結果的にショーウィンドウディスプレイ的なビジュアルになるかもしれませんが、よく見るとなんか変。普通に家にころがっている様なものがディスプレイしてある。これってアート!?じゃ、私もアーティスト!?みたいな感じです。
女性が世界を変える的な意味も込めています。

一方トイレのショーケースは過去の作品を展示しましたが、古い遊園地や小さな舞台芸術のようなイメージで構成しました。


場所の持つ雰囲気をとても意識したので、是非この機会に観ていただけたら嬉しいです。